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6000系、Sマーク撤去の時


当HPの名称の由来にも書かれているとおり、かつての旧営団地下鉄には「Sマーク」という紋章があり、
至る所で、目にする機会があった。
特に車両の前面のSマークは、洗練されたデザインの車両にだけ与えられる、
ブランド力のあるマークという認識さえ抱いており、
幼稚園の頃から画用紙に何度も描く練習をしたが、なかなか上手くならないもので、困った。

しかし、長年慣れ親しんだ「Sマーク」は民営化の際、残念ながら撤去されてしまうこととなった。
「Sマーク」には「営団」という意味は無いのだから、そのままで良いはずなのに!

という意見は、マニアの道楽のようで、
民営化後のハートMマークは、すっかり東京の地下鉄の板につき、CMなどでも目にする機会が増え、
非常に好印象を持っている。

「Sマーク」は言われてみれば、伝統的ではあるが、どこか古臭い、昭和っぽい感じがする。
もっとも、3000系の復刻時のような場面では無くてはならないマークであるのだが。

このページでは、一番慣れ親しんだ6000系から「Sマーク」が撤去され、
新しい東京メトロへ脱皮を図っている頃の写真を掲載する。


いつもの6000系に揺られて、綾瀬に着いた。

ふと、側面のSマークを見ると、なんと!シールになっているではないか!!

2004年1月。
4月からは、東京メトロになる年。

予感はしていたが、ついにSマークに手が及んだのだ。

急いで最後尾にまわると、のっぺらぼうの6000系が発車していった。


(2004.1.15 綾瀬にて)
無残な撤去後。

傷口には、銀色のパッチが貼られていた。


(上写真の拡大)
ややローアングルから。

太って見える。

マーク一つで随分引き締め効果があったものだなぁと感じた、開業を15日後に控えたある日。


(2004.03.15 金町にて)
わかりにくいが、側面は東京メトロマークの上に、ステッカーを貼っている状態だった。
おまけ。

民営化され、8ヶ月。
新しいマークも、ようやく馴染んできた。

各線では民営化を記念してか、イベントが割りと多く実施されていたように思う。

写真は、
北綾瀬支線で活躍するハイフン車が支線開業25周年記念列車として、湯島駅に入線したところ。

通常、山側のドアーしか使用しないためか、A線(代々木上原方面ゆきホーム)から下りへ逆線発車した。

今年(2009年)は30周年にあたるが、民営化後当時の、このようなイベントは無いかもしれない。

  おわり 

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当ページの名称の由来

旧帝都高速度交通営団の紋章である「Sマーク」は、
・地下鉄(Subway)の意味だけではなく、
・安全(Safety)・正確(Security)・速さ(Speed)・サービス(Service)
の頭文字であります。

また、これらの高品質な鉄道サービスに、子供の頃からすっかり虜になった私たちにとっては、
・趣味(しゅみ)
としての「S」マークが存在するだろう、と考え、このような名称としました。

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