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大阪市交通局10系。
私は、2007年春、社会人となり、この顔に迎えられることとなった。
(人間にも、車両にもである。)
今まで、首都圏にありて、このような特徴の地下鉄に迎え撃たれたことは無かった。
すなわち、第三軌条、所詮は戦前規格、少量輸送想定の、丸の内線・銀座線レベルだろうという固定概念である。
大きく覆した彼の名は、御堂筋線と言う。
筋は縦。
通りは横。
ああ。
非常におこがましいが・・・。
御堂筋線は、大阪の背骨だったのである。
3年に渡り、その偉大さを思い知ることとなった。
(新大阪駅にて)
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まず、目に付くのは方向幕「なかもず」。
京成電鉄「うすい」にのみ許された特許を、それより高頻度で使用している。
そもそも中百舌鳥。
「なか」は良い。
なぜに「もず」で「百舌鳥」の3文字を必要とするのであろうか。
おこがましい。
(新大阪駅にて) |
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来る「なかもず」。
北大阪急行の8000系においては、この「なかもず」を表示することに対して、特許をとっても良いほど、似合う。
北大阪急行、なかもず。
これの警笛がまた、脱力系で否めない。
これのドアチャイムがまた、バブルに取り残された感で否めない。
すばらしい。
(新大阪駅にて)
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帰りたい、ああ帰りたい。
しかし、来るのは御堂筋線。
江坂行きである。
非常に効率的な運用を組み、大阪市の南北の背骨として君臨する御堂筋線。
その意味を知るには、1年の歳月を要した。
(新大阪駅にて) |
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コマル。
それは大阪市交通局の愛称。
窓下、社紋に注目してほしい。
車端部は、アルミ銀が続く。
繁華街をゆく。
(西中島南方駅にて)
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銀座と阿波座。
どっちで飲みますか。
もちろん、阿波座です。
派手なピンク色で、阿波座。
渋い。
(阿波座駅にて) |
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ありそうでない、本町駅。
営団地下鉄には、ぎりぎり京橋があるのみだ。
本町。
中央大通りは、船場センタービルディング、荒本の東大阪市役所、新石切、そして弁天町と、森ノ宮、コスモスクエアと通じる。
すばらしい。偉大だ。
(高砂にて) |
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○ おわり
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