2005年3月15日、神奈川県横浜市金沢区の車両メーカー「東急車輛」から常磐線中距離電車向け新車、E531系がJRへ納品された。 15日未明に逗子駅構内へつながる留置線のある京浜急行逗子線「神武寺」駅付近へ回送された模様。JR引渡し後は、甲種回送ではなく試運転になることから、測定機器の設置などの準備があるため、早々とJR逗子駅構内へ引き渡された模様。 ・・・13:30に留置線へ行ったのですが、すでに移動していました(残念) 逗子発は14:50、しばらくの間、E531系を見学した。 |
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▲▲ 念の為、右が新型車両のE53系。JR東日本のプレスリリースどおり、といった顔つきである。 しかし、テールライトや写真では非表示だが、列車番号表示機が上部にあり、行き先表示機と合理化されているような、安っぽい印象をうける。 写真は基本編成の上野寄り先頭車となる車両。電気連結器が無い。 ▲E231とも対面。 |
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個人的には側面の青が暗い印象が有りますが、地が白の前面部分では、明るく見えます。 どうやら側面はダルフィッシュのステンレスと、UVカットガラスといった、青を暗くするものが多い為の様です。 |
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ここまで引っ張ってきたDE11です。 |
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台車周りを見ると、「ヨーダンパ」がついています。 「ヨーダンパ」とは、写真ドア下にある台車につながる機械装置のことです。ボルスタレス台車が高速域で起こす蛇行動を防ぐため、水平方向に取り付けられているオイルダンパである。要は高速時でも乗り心地が良好になるということ。 小山区のE231系では、グリーン車のみ、装備されているというなかなかの装置です。 (近郊型普通車の前例としては、E217の初期車に装備されているそうです・・・) 130Km/hで営業運転が計画されているが、それに備えて、と言うことであろう。 西日本と違い、「いかに低コストで都心の電車を走らせるか」を方針としてきた東日本。 標準型231系も120Km/hが最高速度である。 ここへ着て、ヨーダンパによる乗り心地の改善や、標準設計を打ち破った最高時速設計と、常磐線にあわせたサービスアップが実施されたのはうれしいこと。 真っ向から「つくばエクスプレス」と対決する意識が感ぜられる。 (因みに「つくばエクスプレス」TX200系も、ヨーダンパ装備、最高時速130Km/hです。) あとはダイヤですね。 |
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交直流の為、パンタ周りが賑やかなのはご愛嬌。 翌日から早速、交直切り替えを含めた常磐線での試運転が始まっている。 写真は省略しますが、内装の目立つ点について・・・ ・シートはからし色と赤系が混ざった、暖色系のモケット ・つり革は、ACトレインで採用されている黒いつり革 ・ドアの内装の中心部は黄色いライン→バリアフリー化の流れで ・荷だなはパイプから板式へ ・・・基本はE231系東海道線向けと同じです。 |
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品川までの試運転です。 VVVFは231系近交とは異なるものを採用。 鶴見にて |
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列車番号表示機はここに・・・ 列車番号はそれほど重要ではない為、ここに表示するべきではないと思います。 一般乗客にとっても、煩雑な印象を与えてしまうのでは? 比較的行き先表示機の「高さ」も低いようです。 残念です。(北総鉄道「C−フライヤー」同様、見にくい。) |
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翌16日、 品川-田端操-佐貫-北千住-勝田車両セ という経路で、搬入を含めた試運転が行われました。 町並み賑やかな新宿を抜けるE531系。 |
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中央線201系の協賛出演を狙っていたのですが、かなわず。 | |
そして、遂に常磐線に姿を現したE531系。 今後、頻繁に試運転が行われるそうだが、 今後、頻繁に415系を撮影することにして、結びとする。 |
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