| 2008年3月、冬のボーナスの残りで、快速電車を買った。 鉄道模型は高価であり、趣味として集め始めると、止まらなくなるのは、何人もの証人がいる。 これまで、筆者はオークションで485系12両を5000円で落札したり、グリーンマックスのエコノミーキットを購入したりして、「入手欲」をごまかしてきた。 しかし、ある日のオークションで、HOゲージの103系、それも金属伝統工芸品クオリティーのエンドウ・カツミ製のものが、なんとも安価で出品されているではないか。 ボーナスの残りをつぎ込み、月末極貧生活を覚悟の上、入札。 幸運にも、落札。常磐線快速103系10連のオーナーとなると同時に、おまけで頂いた、鶯とスカイブルーのサハ2両、キットのクモハにより、今後のHOゲージ収集への道筋を暗示される。 うれしいことに、出品者は常磐線愛好家の方で、常磐線ネタで盛り上がり、他にも貴重な写真などをおまけで頂く。 2007年度末。泊り込みの激務の1週間前に、車両が到着した。年度末最後の1週間は辛かったが、この車両あったお陰で、がんばれたように思う。 この記事では、当時の開封と、5月に行った「試運転＠ホビスタ」（←兵庫県の尼崎駅北に出来た、tamtam、バー銀座パノラマなどが入るフロアにある貸ジオラマ）の模様をお伝えしたい。 |
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| 開封。 貴重な写真が目に飛び込んできた。 |
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| 最初の開封は、もちろんクモハから。 |
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| 真鍮だけあって、艶やかさがプラとは違います。 そして何といっても、HOなので、リアリティーが違います。 フラッシュ撮影なので、やや、青ばんでのっぺりした色に見えています。 |
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| 自転車で10分。 JR尼崎駅の北に、2007年8月にオープンした、「ホビスタ」。tamtamやバー銀座パノラマ、TMステーションなど、名店が軒を連ねる真ん中に、このような特大ジオラマがある。 しかし、好環境ながら、マニアの数はさほど多くなく、ファミリー層が大変目立つので意外である。あまり知られていないのか、どうなのか。 このジオラマは何本かの環状線で構成されており、在来線の３環状線のうち、２線は、「レンタル線路」とされ、本物の運転制御機器を改造した操縦席で、車両を持ち込んで運転できる。 また、お店のカメラ付列車を体験運転できるようになっており、休日ともなれば、子供がハンドルを握る。 これがやや問題であり、すなわち、速度超過で横転した列車に、他の列車が衝突するという「三河島事故」が散見された。 平日の休みを狙い、車両の入った大きなバックを抱え、ジオラマ席に到着した。 |
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| 車両を載線してゆく。 関西ではなじみの無いこの色。載線前、この線路を走っていたのは、お店の阪急2800系。 そして、お店のBGMは「大阪市営地下鉄 入線メロディー」と「阪急 発車メロディー」など。 |
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| 運転台。 「当店の運転台は、近畿日本鉄道と営団地下鉄で使用されていたものを、改造したものです」とはお店のHP。 筆者では、ちょっと判別がつかない。 ここでノッチイン！ ヘッドライトが点灯し、快速電車が走り始めた！ |
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| （その２ へ続く） |
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